目的は視野を狭めうる
 目的を持って出ると、視野が狭くなるだろう。見えない風景が目的地に行く途中に、存在していて、それを撮った写真は、見える風景と見えない風景のあいだになる。

 写真と人間の目の関係を軸に、自然への愛情を見直し、自然界では受動的な私たちが、能動的な立場に立つようになるのではないだろう。